×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

〜221系について〜



東海道本線快速で活躍する221系。 2008年3月31日 塚本駅にて

■主要諸元など
製造年 1989年〜1992年 電気方式 直流1500V
軌間 1067mm 制御方式 界磁励加制御
全長 20000mm 全幅 2950mm
全高 4140mm 主電動機出力 120kw
営業最高速度 120q/h 設計最高速度 160q/h
保安装置 ATS-P/ATS-SW その他 1990年度ローレル賞受賞車両

■車両説明
 1989年から川崎重工業、近畿車輛、日立製作所にて製造。
 JR西日本初の新設計車両。
 開発に当たり1988年に瀬戸大橋線用クロ212形の設計を担当した近畿車輛が、同車のデザインを基本としつつ、親会社である近鉄5200系電車で採用した、3扉転換クロスシートや扉間の連窓構造などを盛り込んだ設計案を提案し、これを採用する形で設計が行われた。
 JR各車が軒並み特急形車両を投入する中、JR西日本は私鉄との競合が激しいJR京都線・神戸線とJR大和路線に対し221系の集中投入を行った。
 これにより、JR京都線・JR神戸線の新快速の大部分、JR大和路線の大和路快速の全列車が221系となった。
 通勤電車並みの加速力と特急電車並みの最高速度を持ち、高さ1mの大きな窓による車内の明るさと転換クロスシートがずらりと並ぶ車内と最高速度120q/hの高速運転は並走私鉄を圧倒。現在のJR西日本優位のきっかけとなった。
最終的には474両が生産された。


新快速で活躍していた時の様子。

■形式紹介/編成例

制御電動車(Mc)

クモハ221(Mc)-画像
東海道本線で長浜側、阪和線で天王寺側、大和路線でJR難波側、山陰本線で京都側、湖西線で近江今津側に連結される。
パンタグラフと主制御装置を搭載し、モハ221とユニットを組む。
最前部の戸袋窓上には電動機冷却用の通風孔が設けられている。
この通風孔は製造メーカーによって2種類あり、川崎重工製は若干大きく、日立製作所・近畿車輛製は逆に若干小さ目となっているようである。

クモハ220(Mc1)-画像準備中
奈良電車区のみに所属する車種。阪和線で天王寺側、大和路線でJR難波側に連結される。
クモハ221の1M対応車両で、サハ220もしくはクハ220とユニットを組む。
パンタグラフと主制御装置、補助電源SIV(静止形インバータ)を搭載しているため、クモハ221とは床下機器配置がかなり異なっている。
最前部の戸袋窓上にはクモハ221と同様に電動機冷却用の通風孔が設けられている。
クモハ221と同様、通風孔は製造メーカーによって2種類あり、川崎重工製は若干大きく、近畿車輛・日立製作所製は逆に若干小さ目となっているようである。

中間電動車(M)

モハ221(M')-画像
クモハ221とユニットを組む車両。空気圧縮機(CP)と補助電源SIVなどの補助系機器が搭載されている。そのためクモハ221と比べると床下機器が少ない。

モハ220(M1)-画像
1M対応車両。パンタグラフ、制御器と補助電源SIVを搭載している。基本的にはクモハ220の運転台がなくなったもの。サハ220もしくはクハ220とユニットを組む。
こちらは6両編成や8両編成にも連結されるので網干総合車両所にも所属している。

中間付随車(T)

サハ221(T)-画像
連結位置がモハ221の隣に固定されている車両。
主要機器は搭載されておらず、床下機器は少ない。

サハ220(T1)-画像
1M対応車両。モハ220もしくはクモハ220とユニットを組む。
空気圧縮機(CP)を搭載している。
こちらもモハ220と共に6両編成や8両編成にも連結されるため網干総合車両所にも所属している。

制御付随車(Tc)

クハ221(Tc)-画像
東海道・山陽本線で姫路側、福知山線で篠山口側、阪和線で和歌山側、大和路線では奈良側、山陰本線では園部側、湖西線では京都側に連結される。
この車両が先頭に立つ場合は必ず1号車となる。トイレを設置している。

クハ220(Tc1)-画像準備中
奈良電車区のみに所属する車種。阪和線で和歌山側、大和路線では奈良側に連結される。
モハ220もしくはクモハ220とユニットを組む。空気圧縮機(CP)を搭載している。
クモハ220とユニットを組む事により2両編成が組成可能。
この車両が先頭に立つ場合は必ず1号車となる。トイレを設置している。

■編成
編成例など詳しくは各所属区の編成表を参照して欲しい。
221系は1M方式車両とユニット方式車両を組み合わせMT比1:1で、2両単位で2両〜12両の組成が可能である。

8両編成(網干総合車両所A編成)
クモハ221-モハ221-サハ221-モハ220-サハ220-モハ220-サハ220-クハ221

6両編成(網干総合車両所B編成・奈良電車区NC編成)
クモハ221-モハ221-サハ221-モハ220-サハ220-クハ221

4両編成(網干総合車両所C編成・奈良電車区NA編成・京都総合運転所K編成)
クモハ221-モハ221-サハ221-クハ221

4両編成(奈良電車区NA編成)
クモハ220-サハ220-モハ220-クハ220

2両編成(奈良電車区NB編成)
クモハ220-クハ220

■後年改造や変化など
 登場直後は運転席後ろのJRマークはなかったが、後に追加されている。

 また、製造直後にはつり革が少なかったが、対混雑の観点から後期製造の車両からはつり革が増設されている。後につり革の少なかった初期製造車も増設されている。

 2001年ごろからは「優先座席」設置に伴いシルバーシートマークが撤去された。

 1998年ごろから乗り心地改善対策で台車のヨーダンパ取り付けが開始され、現在は終了している。

 基本的にヨーダンパは台車の両面に取り付けられたが、クハ車とサハ車は点対称の位置に配置されている。2009年8月現在一部のサハとクハにヨーダンパの追加取り付けを行っている編成が存在する。

 2004年頃からは事故対策でスカートの下部への強化が行われ、全車両に波及した。

 223系2000番台2次車の登場以後は事故等でガラスが交換された車両は223系2000番台2次車同様の緑色のガラス(従来はスモークグレー)を使用され、若干印象が変わっている。

 また、ガラス破損などから乗務員を守るための金属製プロテクタ(パイプ)も設置された。

 2005年には網干総合車両所所属の全編成に編成番号ステッカーが貼り付けられている。

 2008年ごろからは転落防止幌の取り付け工事が行われており、現在も進行中である。

 また、奈良電車区所属車両に関しては、前面に車番シールが貼られた。

 2009年2月には京都総合運転所所属のK編成の一部でWパンタを搭載した編成が登場。
 現在は3本が改造されており、クモハの印象が少々変わっている。


前面ガラス交換車。


前面車番ステッカー貼り付け車。右下は拡大。


転落防止幌取り付け車両。

■その他
 網干総合車両所のA2編成は一部装置の改造(ヨーダンパ設置/ブレーキ改修)を実施して681系のデータ収集のため湖西線を試験走行した実績を持っている。

 1999年ごろまでは223系と新快速で活躍していたため、一部運用では221系と223系1000番台・2000番台の併結が見られた。

 2000年の改正で新快速からの撤退後は併結が見られなくなったが、2008年の網干総合車両所の221系C編成が一部京都総合運転所へ転属する事に伴い車両不足が生じ、223系2000番台1次車V編成の一部編成に対し、車番の+4000化と貫通扉と乗務員室扉にオレンジ色のテープ貼り付け、最高速度の引き下げ改造を行った223系6000番台が登場。
 この編成は221系C編成の運用に入るようになったため、再び221系と223系の併結列車を見ることが可能となった。主に朝夕ラッシュ時に見ることが出来る。

 また、網干総合車両所の221系C編成の転属先の京都総合運転所では、223系5500番台との併結列車も存在する。

 ゲーム「電車でGO!」では初代、高速編3000番台(PS版を除く)、通勤編、プロフェッショナル仕様、プロフェッショナル2、FINALと登場回数は最多の車両である。

 同世代の近郊型電車としてJR東海311系やJR九州811系とよく比較される。

 


トップページへ戻る